最高級洗えるきもの専門店「きもの英」

きもの英 神楽坂店

家庭の洗濯機で洗えます!洗えるきもの洗い方動画配信

洗えるきもの 着物のことなら「きもの英(はなぶさ)」へ

トップページ > ご贔屓さんのクローゼット No.27

きもの英をご贔屓いただいているお客様のクローゼットを拝見させていただきました。

古きよき昭和の人情に支えられ、女手ひとつで築いたお茶屋。

プロフィール

昭和35年、大阪の花街・南地で芸妓デビューされた谷川さん。多くのご贔屓さんに愛され、9年後にはお茶屋「島之内たに川」を開業。以降、厳しい時代の波を乗り越え、南地に唯一残るお茶屋となった今も、後を継ぐ息子の恵さんを若旦那に据え、現役女将として生き生きとご活躍されています。

女一人、29歳にして立つ。

芸妓お披露目は20歳。当時としては遅めでしたが、お陰さまでみなさんに可愛がっていただき、またたく間に月日が過ぎました。でも、29歳になった時、これからの人生を悶々と考えるようになりました。折も折、知り合いの料亭が移転することになり、引き継ぐ人はいないかという話に。お世話になっている女将さんに相談したら「あんたならできる」と背中を押されて、お茶屋の開業を決意しました。知識もない、資金もない、ないない尽くしのなか、ご贔屓さんだった銀行のみなさんをはじめ、本当に多くの方に応援いただいてのスタートでした。

今も忘れられない恩人、道具屋の“おじいちゃん”。

なかでも忘れられない出会いがあります。什器や調度品が必要で道具屋筋に出かけた時のこと。十分なお金もなく、どの店に相談したらよいかも、わからない。通りの端まで来た時に切羽詰まって、店頭ではたきをかけていたおじいちゃんに思わず「こうこうで困っているんですが、どうしたらいいでしょう」と声をかけたんです。そしたら私の顔をじっと見て、「よっしゃ、あんたに貸したる」。なんと必要な道具一式を見立てて、揃えてくださったんです。
もちろん「借り」はまとまったお金が入るたびお返しに行きましたが、それからも折にふれ、言葉に尽くせないほどのお世話になりました。あれから40年以上。今では南地にたった一軒のお茶屋になってしまいましたが、うちが今あるのもあのおじいちゃんのおかげと思い、毎日、手を合わせています。人と人とのあたたかなご縁は私たちの商売の基本。これからも大切にしていきたいですね。

きもの英 ご贔屓さんのお気に入りは…

女将の仕事着として30年以上 女将の仕事着として30年以上

英との出会いは35年ほど前。知り合いが着ていた着物が洗えると知って、展示会に連れていってもらったのが最初の縁です。以来、仕事着に加えるようになりました。女将はいわば裏方ですから、お客さまのお出迎えの装いも、華美にならないものを選びます。こちらは、なかでも気に入っていた2枚。今は後継ぎとなった息子にとって「母」のイメージと重なるそうで、それほどよく着ていたんですね。落ち着いたなかに可愛さもある江戸小紋は、単衣の季節に。金茶とからしの更紗模様が控え目ながらもしゃれっけのある袷の小紋も、本当に重宝していました。今でも地味な帯を合わせれば着られますね。

花街の女性ならではの真紅の長襦袢

うちで育てた芸妓のためにつくった長襦袢です。裾引きの着物の下に着るものですが、特徴はなんといってもぱっと目をひくこのキレイな色。花街の艶やかさを象徴する真紅で、女っぽさが匂いたつようでしょう。最近では、息子が主催する一般の方々を対象にお茶屋さんを紹介するイベントで、芸妓さんはこのようなものを身につけるんですよ、とお客さまに裾引きの着物とあわせてお見せしたり、また芸妓の裾引きの着付け体験では、服の上からですが実際に着てもらったり、しています。みなさん、やはりこの鮮やかな色に感激されます。

花街の女性ならではの真紅の長襦袢
特別なハレの場にぴったりの蘇州刺繍の帯 特別なハレの場にぴったりの蘇州刺繍の帯

銀糸の煌めきが美しく、見るからに贅沢な銀綴れに蘇州刺繍をほどこした帯です。刺繍は中国で最高峰の技を尽くされたもので、贅沢な着物全盛の時代だからこそつくれた貴重品だそうです。たしかに繊細で独特の立体感があり、いつ手にとっても惚れ惚れとします。お正月のおもてなしの装いなどに合わせて、よくお褒めいただきました。これが洗える帯だとは、誰も思わないでしょうね。


最新のコラムはこちらへ ご意見・ご感想はこちらへ

このページ上部へ戻る

※当HP内の画像・文章等の無断転載・使用禁止/最高級洗えるきもの専門店「きもの英(はなぶさ)」

ページ上部へ