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英の創業物語 聞き書き・武田豊子一代記

第17章 「きもの英」の思い

洗えるきものの品質を担保するうえで一番大切なポイントは、その縫製にあります

「きもの英」の歴史は、ダイナミックに移り行く時代、怒濤のごとき運命に身をもまれながらも、ただひたむきに前に進んでいった母の人生と大きく重なります。最初の一歩は、1本のテグスでした。当時、上海から引き揚げた18歳の母が、それを漁場から漁場へ売り歩くことで生計を立てはじめました。それから次第に開発が進み、靴下になり織物になりという段階でつどつど関わっていくことができました。そして着物になってまさに世に出て行くその時代に、長年勤めた会社から独立の道を歩み始めたのです。

商売を始めてみて一番驚いたのは、洗えるきものを最初に受け入れてくださったのが、絹を着尽くした上流の方々ばかりだったことだと母は語ります。その方々は絹の長所も短所もよくご存知の上で、洗えるきものを1枚目でなく10枚目の着物という感覚で受けとめてくださいました。もともと洗えるきものの未来を信じていた母ですが、それが確固たるものに変わっていったのはこの頃からでしょう。だからこそ、大手の百貨店さんなどが絹よりランクの劣る「安い着物」という売り方をされることに反発を感じ、洗えるきものは素晴らしいという信念のもとで、よりよいものをつくり出すことに力を注いできました。その結果、他では見られない色柄、品質、何度洗濯機で洗ってもおろしたて同様の美しさを保つことのできる商品を世に送り出して来たのです。

アイロンがけには熟練した職人が1時間半以上の時間を要する念入りな仕上げ

なかには「それだけよいお客様ばかりなのだから、絹もお扱いになればよろしいのに」というお声を頂戴することも少なくありませんでした。しかし、母には洗えるきもののよさを100パーセントご理解いただくためにも、これだけを扱いたいというかたくななまでの思いがありました。それだけに、弊店は現在に至るまでいい加減な売り方はしていないつもりです。展示会などでも、いわゆるマネキンさんなどは一切使わず、お客様のお相手はすべて社員がいたします。他にも、母が貫いてきた商売のやり方、そしてお客様と接するうえでの心遣いは、私が引き継いだ今も、大切に守り続けています。どんなに時代が変わっても色あせることのない宝物のひとつと思っています。弊店の創立50周年を迎えるにあたり、その歴史…母の人生をたどってみて、あらためてそのかけがえのない輝きに気づく私です。

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