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美貴太夫のないしょ話し

清元美貴太夫

清元宗家高輪派太夫。歌舞伎や舞踊会で地方を勤める傍ら、花柳界のお座敷文化を伝え広げる活動も。神楽坂生まれの神楽坂育ち。

皆様はじめまして。美貴太夫と申します。この1年美貴太夫のないしょ話しとして神楽坂や花柳界の事、清元等芸事に関する事を面白いエピソードなどつづりながらコラムを書いていきたいと思います。
お付き合いの程よろしくお願いいたします。

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第6回 うぐいす芸者

9月、今年の夏は猛暑でかなり辛い日々でした。着物は涼しげでいいネェとよくお客様方々に言われるのですが、さすがに今年は絽や紗を着ても大変な暑さでした。単衣を着て気持ちよく過ごせる秋口はアッという間でしょうか。

艶っぽいはん子姐さん 貴重な映画「芸者ワルツ」のパンフレット

今回はうぐいす芸者のお話を。お座敷での芸事にはお客様が小唄を唄って芸者衆が三味線を弾き踊りを付けるという粋で大道なお遊びもありますが、バンドさんを呼んで歌手顔負けに歌われるというお客様もいらっしゃいます。お座敷は基本カラオケがありませんので、バンドさんを呼んで生歌をですから豪華ですよね。二次会ではカラオケのあるお店に行って歌合戦というのもよくあります。
さて本題のうぐいす芸者。昭和の時代花柳界からスカウトされ歌手デビュー、そしてヒット曲を飛ばしスターになる芸者衆のお姐さん方が各土地に数々おられました。神楽坂からは1952年(昭和27年)はん子姐さん、1955年(昭和30年)浮子姐さんがデビューしています。神楽坂はん子、神楽坂浮子という芸名で大人気だったそうです。美貴太夫ははん子姐さんを写真や映像の中だけでしか実際知りません。とっても色気があって歌声も独特な艶っぽさで魅了され素敵なお姐さんだなぁと。大ヒット曲のゲイシャワルツをお客様方に言われてモノマネで歌わされますが到底足元にも及びません。はん子姐さんを知る大きいお姐さんに、はん子姐さんのお話を聞いた事があるのですが、歌が上手だったから「はん子ちゃん、ちょっと歌ってよ」と流行歌を良く歌ってもらって辛いことも忘れられたと言っておりました。お酒もかなり強く、ご本人も大好きだったようで酒豪のお客様のご贔屓が多く、ユーモアがあり座持ちもいいので、はん子を呼べと大変な売れっ子さんだったそうです。歌手デビューしてもしばらくお座敷へ出ていて人気絶頂の中辞めてしまったと…。
その後1970年代なつかしのメロディー等の番組で歌手活動を再開して歌声を披露しています。神楽坂のお座敷へはこの頃、番組のプロデューサーさん達とお客様として遊びにいらして相変わらずお酒が強い酒豪だったようです。

チャーミングな浮子姐さん

続いて浮子姐さん。浮子姐さんははん子姐さんの大ファンで、のど自慢で優勝したのを期に歌手の道に進みました。そんなにはん子が好きならと周りのススメも有り、神楽坂で修行をすれば…となり、お酌さん(半玉とも言い芸者見習い京都で言う舞妓さん)としてお座敷デビューしたのが神楽坂でのはじまりだそう。十九の春というヒット曲がありますが、可愛らしい美人さんだったので女優としても数多く映画出演をしています。レストランやラウンジを経営された時に、芸能界も花柳界も休業していましたが1997年に再開、美貴太夫の知る浮子姐さんはこのちょっと後くらいで、神楽坂で置屋の女将として若手の芸者衆を抱えながら現役のお姐さんとしてもお座敷へ出て、歌手としてもテレビ出演やステージにも立っておられました。
お座敷で会ってもチャーミングでスターとしての顔もしっかり持ったお姐さんで、だいぶ前お正月のお席で大きいお姐さん3人の中のおひとりが浮子姐さんで、一緒に清元を唄わせて頂いたのが思い出に残っています。そして「美貴ちゃん今日は満月よ」と艶っぽいお話をチャーミングに聞かせてくれたのがつい昨日の事だったように思います。
花柳界から歌手になったお姐さんをうぐいす芸者と言うそうですが、今はそんなお姐さん方も亡くなってさびしい限りです…。又いつの日か花柳界からスターが出ますように!

お知らせ

2018年9月26日(水)神楽坂若手芸者衆の勉強会がございます。
日頃のお稽古の成果をご覧頂ければとの会で入場無料です!
皆様お時間ございましたら是非いらしてくださいませ。

花みずか会
会場:箪笥町区民センター 2F箪笥区民ホール
開場:14時30分 開演:15時 終演:17時予定

今回ご紹介するお店は和菓子の五十鈴さん。神楽坂通り、毘沙門天のすぐ並びにあります。どれも美味しいのですが美貴太夫のおススメは夏なら水まんじゅう、冬なら酒まんじゅう。季節のお菓子ですからその時期にしか買えません。水まんじゅうはスルッとさっぱり、いくつでも食べられそう。酒まんじゅうはしっとりしててお酒の香りがほのかに。両方ともとっても美味しいです。秋なら栗蒸しようかんもいいなぁ…。これが1番と選べないお店です(笑)。
大切なお客様への送り物としても大変喜ばれますし、自分用に送り物にと神楽坂にはかかせないお店です。女将さんも小柄ですがテキパキハキハキ、とても気持ちよくお話上手。いつも「いってらっしゃい」と元気な笑顔で送り出されています(笑)。

五十鈴

五十鈴
住所 東京都新宿区神楽坂5-34
電話 03-3269-0081
営業時間 AM9:00〜PM7:30
定休日 日曜、祭日(こどもの日、お彼岸は営業・その他不定休あり)
HP http://isuzu-wagashi.co.jp/

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