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着物屋女将のコーディネイト

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宝尽くしの小紋で大人可愛い着こなしに

暖かくなりましたね。
ポカポカ陽気で暑いくらいです。
梅の柄も今月いっぱいかな。

「着物は季節を先取りだから、梅が咲き始めたらもう梅の柄は着たらおかしい。」
時折耳にします。
それが桜だったり、それぞれ季節の花にたとえられていますよね。
私はもう散ってしまったら別ですが、まだまだ咲いている時は着ますよ。

先取りの季節も含めて満開の季節を楽しみます。
たぶんね、これは満開の本物の花の下では遠慮して着ないっていうのが拡大解釈されていったんじゃないかなぁと思っています。

ただね、昔はもっと緩かったよ。
先日も椿の単衣のお持ち込みがあったもん。
某評論家の先生と話した時も、昔は桜なんて年中着てたって言ってたもん。
私だって梅の花の絽の小紋着てたもん。

もちろん、流行や常識は時代と共に変化します。
季節を上手に楽しむのも着物の醍醐味です。
ただね、礼装はともかく、普段着はもっと緩く考えても良いですよってお話し。