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着物屋女将のコーディネイト

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春から初夏にまとうハナミズキ

相性のよいピンクとグレーの縦ぼかしに。表面のネップとハリのある風合いも味わい深い紬調の小紋です。行く春の名残をもう少し感じていたい季節にふさわしい、おだやかな表情をつくってくれます。帯にもそんな思いを託して、桜と入れ替わるようにして咲きはじめるハナミズキの花を。塩瀬の白地に手描きした、インパクトのある柄です。柄のないぼかしの着物だから、キャンバスのように帯を引き立てることができるんですね。愛らしいだけでなく、どこか凛とした風情のあるハナミズキはとても人気の高い花です。一青窈さんが歌うせつない楽曲のイメージもあるかもしれませんね。実は北アメリカ原産の木で、日本で植えられるようになったのは今から約100年前。当時の東京市長がワシントンに桜の苗木を送ったお礼に届けられたのがきっかけで日本に広まったそうです。和装の柄としては新しいモチーフということですね。そんなウンチクを語るまでもなく、女子会などに着ていけば、お洒落感度の高い人の目にきっと止まるコーディネイトです。今、この季節に着たかったけど着る機会がなくなってしまったという着物でお洒落して、オンライン女子会をするのも気持ちが晴れる楽しみ方かも?きもの英(はなぶさ)の洗える着物なら、お手入れの手間がかからないのでおうちでも安心して着ていただけます。