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着物屋女将のコーディネイト

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板締め絞り風に染めた小紋

先日のインスタライブで着ていた着物です。
板締め絞り風に染めた小紋。
最近、飛び柄のものばかり染めていましたが、やはりこういうカジュアルな着物が一番好きです。
帯は塩瀬の染め名古屋。
季節の花、菖蒲を手描きした洗える帯です。

昨日はインスタライブご覧いただきありがとうございました。
私の大好きなすみれ堂着付け教室さんとのコラボレーションをさせていただきました。

5月に単衣を着ることももう十分市民権を得た気がします。

元々衣替えは宮中の祭祀からきているというお話しをしていただきました。
なるほど、今とは気温が違い過ぎる頃ですもんね。
衣替えの意味や先の季節を思う日本人の美意識を大切にしつつ、自分の体感を大事にしてあげて良いと思います。

4月や5月に単衣を着る時は帯はもちろん冬のもの。
帯締め、帯揚げも同様です。
でもね、私もすみれ堂さんも偶然一致したのは、同じ冬ものを選ぶにしても、あんまりポッテリしたものは選ばないかなぁっていう肌感覚。
立川先生に言われて気がついたのですが、私は意識しないでやっていたと思います。

こういう肌感覚がなくなってくると全てが言葉に置き換えられて、決まり事みたいになっちゃうのが怖いんだけど💦
でもね、難しく考えなくて良いから❣️
好きで着てたら自然と身につくから❣️

自分で自分を窮屈にしないためにね。
まだ決まり事のないフライング単衣時代の着こなしは本人の肌感覚だからね。

また人によっては、まだ旧来の衣替えの時期を大切にされていらっしゃる世界もあります。
そういう時はそのコミュニティの決まり事が優先されますよ。
それは相手のあることだからね、そこは自分の主張をするところじゃないね。
ちゃんと使い分けて、着物ライフを楽しんでくださいね。