お茶や着付け、踊りなどお稽古やお出掛けに、東京神楽坂の最高級洗える着物専門店 | きもの英(きものはなぶさ)

着物屋女将のコーディネイト

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春霞のようなぼかし紬

暖かくなったと思ったら驚くような寒さが戻ることもあり、なかなか気候もお天気も安定しない3月から4月。しかし、気がつけばあっという間に季節が進んでしまったりもします。1年のうちでも一番ピンクが似合うこの時期は、できることなら逃したくないものです。桜を意識した着物を着るのも、花との追いかけっこです。派手なお花見はできなくとも、お洒落な装いで桜を楽しむことができたら、心も少し浮き立ちます。ちょっとそこまでのお出かけや、小さな女子会、お稽古着などなど普段着の延長でカジュアルに身につけて気分を上げるのに、きもの英(はなぶさ)の洗えるきものはぴったりです。

今回着たのは、ちょっとハリがあり着やすい紬素材。生地に後染めの手法でほどこした淡い横ぼかしが、たゆたう春霞のように幻想的な景色をつくります。白地に淡く墨絵の桜の花をあしらった染名古屋帯を合わせて、春霞のなかの桜に見立ててみました。王道の春コーデながらも、可愛らしくなりすぎない黄みのピンクがベースということもあり、大人っぽく品のある印象がつくれます。こういったシンプルに抑えたワントーンコーデは、品質のごまかしがききません。きもの英のこだわりを託した上質の生地と丁寧な仕立てが、ポリエステルには見えない高級感を伝えてくれます。