お月見をイメージしたカジュアル着

６月から９月、すなわち春秋の単衣と夏着物の季節をどちらもカバーできる素材として、きもの英（はなぶさ）が提案する変わり竪絽。特に気候の読めない日が続く季節の変わり目には、とても重宝します。そんな変わり竪絽素材から、縦ぼかしを追っかけ仕立てでリズミカルに仕上げた小紋を選んでみました。やさしいイエローベースの色あいに合わせ、丸みのあるフォルムも可愛らしいうさぎを配した黒地の帯をコーディネイトすれば、明るい月明かりを浴びてうさぎがお月見をしているように見えませんか。お出かけにはもちろん、おうちでカジュアルに楽しむお月見も、こんな装いならテンションが上がりそうです。どうしてもステイホームが多くなってしまう今年は、ときには自分なりの着物イベントの日を決めて、着用の機会をつくる工夫をしてみるのもいいかもしれません。お友達とリモートで一緒にお月見を楽しむのはいかがでしょう。洗える着物なら、そのまま洗い物やお片づけをしても汚れを気にしなくて済み、あとは洗濯機におまかせするだけなので、より気軽。普段着感覚で着物に親しむことができます。