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洗えるきもの 着物のことなら「きもの英(はなぶさ)」へ トップページ > ご贔屓さんのクローゼット No.58きもの英をご贔屓いただいているお客様のクローゼットを拝見させていただきました。
日本人に似合う色を追求和の色にめざめたきっかけは、外資系の化粧品ブランドで働いていた時のこと。お客さまにメイクの提案をするうちに、私たち日本人と欧米人では、色の出方も肌になじむ色もまったく違うことに気がついたんです。色についての勉強はしてきましたが、本当に日本人に似合う色を探すには、洋のカラーと違う発想が必要なのでは…そう思ってすぐに日本の伝統色を一から学び始めました。ベースになると考えたのは、古来、日本に守り継がれてきた草木染めです。この道半世紀を超える職人さんの工房をいくつも訪ねて、修業しました。今も通っている引染めの師匠は、100歳で現役です。そんななかで、日本人の肌には日本の風土が育んだ自然からもらう色こそが合うことを確信しました。そして学んだことを人に伝えるために体系化し、確立したのが和の伝統色彩士という仕事です。 日本の色をさまざまな分野で活かしたい私自身、父親は刀剣商、祖母は呉服業という環境で、幼い頃から当たり前のように和のお稽古ごとや着物に親しむ暮らしをしてきました。一時期は海外の文化に惹かれた時期もありましたが、結局まわりまわって戻ってきました(笑)。今の仕事はこうした経験を持つ私だからこそできるという自負があります。現在は仕事でもプライベートでも、1年のほとんどを着物で過ごしています。だから洋服を着るとかえって新鮮。月に数回、洋服で出かけたり仕事したりするのが、一番の気分転換といえるかもしれません。普通の人と反対ですね(笑)。最近では色をテーマにした商品開発から空間コーディネート、それから和文化についてのレクチャーなど、関わるジャンルもどんどん広がっています。とにかく予定ぎっしりの日々ですが、いつか機会があれば色を通じて子どもの情操を育むお手伝いができればと、夢を描いています。 きもの英 ご贔屓さんのお気に入りは…
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