![]()
|
洗えるきもの 着物のことなら「きもの英(はなぶさ)」へ トップページ > ご贔屓さんのクローゼット No.80きもの英をご贔屓いただいているお客様のクローゼットを拝見させていただきました。
息子のために晴れ姿を「入学式のお母さんは着物だよね」…息子を出産後、夫が何気なく発したひとことが、私の着物修業の始まりとなりました。というのも、私の実家では着物を着る習慣がほとんどなく、お嫁入りの時も、何ひとつ支度しなかったのです。ところが夫は長野の旧家出身で、「行事ごとには着物を着る」という習慣が根付いていた家庭でした。結婚当初、そういう話はほとんど出なかったのですが、親となり、やはりその価値観は引き継いでいきたいと強く思ったのでしょう。慌てたのは私です。なにせ、着物さえ持っていなかったのですから。幸い、入学式までには7年の猶予があります。東京に住む夫の姉が茶道と箏をたしなむ着物の大先輩でしたので、指南をお願いしました。快く引き受けてくれた義姉が選んだ着物のお店が英。初心者でも小さな子どもがいても、気兼ねなく着られる着物だということで、英を訪ねることにしたのが、私の着物初めであり、英初体験の日にもなりました。 着物の楽しみは、まだおあずけ?それからあっという間に10年近く。息子も今では小学校4年生です。結論から言うと、入学式ではなく卒園式になりましたが、無事に着物を着て晴れの日を祝うことができました。少しずつ買い揃え、時には着物で歌舞伎鑑賞といった贅沢な時間を楽しんだりもしています。英で催された今は亡き木村孝先生のお見立て会の時に、江戸小紋を選んでいただいたのも貴重な思い出となりました。とはいえ、普段の暮らしは着物の優雅さとはほど遠いものです。休日は親子3人、上野や池袋、銀座…とどこへでも自転車で出かけていくんですよ。今はそんな家族での和やかな日常を、かけがえのない時間として大切にしたいですね。着物でのお出かけを趣味とするベースはできましたので、本格的な楽しみはその先、もう少し時間にゆとりができるまで、とっておきたいと思います。 きもの英 ご贔屓さんのお気に入りは…
![]() お知らせ「ご贔屓さんのクローゼット」参加者募集弊店の洗えるきものをお召しのお客様、「ご贔屓さんのクローゼット」にてご紹介させていただける方を募集しております。お気に入りのきものをぜひご紹介ください。 電話:03-3269-6018 / info@kimonohanabusa.co.jp |
※当HP内の画像・文章等の無断転載・使用禁止/最高級洗えるきもの専門店「きもの英(はなぶさ)」