「見立て」で楽しむクリスマスコーデ
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葉っぱの丸紋を飛び柄であしらった薄色の小紋です。生地は、しっとりとやわらかな洗える縮緬地。洗うほどになじみ、着心地がよくなるのもきもの英(はなぶさ)の自慢のひとつです。今回はシーズンがら、この葉っぱの丸をクリスマスリースに見立て、可愛らしいサンタがはしゃいでいるような袋帯を合わせてクリスマスコーデにしてみました。帯揚げも、縮緬地にツリーやプレゼント、雪だるまなどをあしらった、この季節ならではのものを選んでいます。着物で楽しむ、日本の見立て文化は変幻自在。こうして帯や小物に演出効果をもたせるだけで、誰もがふっと微笑む季節の風景や歳時記をそれらしく描き出すことができます。とはいえ、今年はクリスマスパーティも難しい残念なご時勢。だからこそ、クリスマス気分の着物のお洒落で、静かに華やぎを味わってみてはいかがでしょう。ご家族だけのパーティや、リモートのクリスマス飲み会なんかもいいでね。それでもやっぱり、仲間たちとワイワイ集まれないのは、寂しい限り。来年こそクリスマスが思い切り楽しめるようになりますようにとの祈りを、装いに託します。