格のある小紋をカジュアルダウン
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着用しているのは、こっくりとした濃色の地にシダの丸紋をあしらったちょっと豪華な小紋。シダはワラビやゼンマイなどシダ類植物の総称で、和装では季節を問わずよく使われるモチーフ。旺盛な生命力と繁殖力の高さから子孫繁栄・商売繁盛の象徴といわれたり、「歯朶」と表記され長寿を表したりされる、たいへん縁起のよい植物です。このため、こちらも小紋ながらちょっと格上の装いができる、きもの英(なはぶさ)の洗える着物のなかでも人気の定番です。それを今回は、あえて染帯を合わせ、カジュアルダウンの着こなしをしてみました。今年はスロースタートな冬ではありましたが、暦の上では二十四節気の「大雪」をとうに過ぎ、そろそろあちらこちらから初雪の便りが届くころ。そんな季節らしく、帯の水玉を雪に見立てています。帯揚げも雪輪を染めたもので雪尽くしに。こうしてコーディネイトすると、シダの丸も大きな雪玉に見えるよう? 帯次第で気軽な装いとして着回せる応用範囲の広さも、着物の魅力といえます。