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着物屋女将のコーディネイト

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ほがらかな気分になる普段着

普段着感覚のカジュアルコーデ。グレーの地色に、幅の狭いよろけ横縞をあしらい、ドットを飛ばした縮緬の単衣。やわらかで馴染みがよく、着心地も抜群です。シンプルながらも赤のドットが女っぽく、帯次第で可愛くも少し大人なイメージでも着こなせます。ここでは塩瀬に秋茄子を手描きした名古屋帯を。そういえば「秋茄子は嫁に食わすな」ということわざがありますが、その意味には諸説あるのはご存知ですか。ひとつは「秋の美味しい夏を嫁に食べさせるのはもったいない」という、姑さん意地悪説。逆に、「涼しくなってきた秋に茄子を食べると身体が冷えるので、大切な嫁に食べさせてはいけない」という思いやり解釈も。美味しい秋茄子は、つい食べすぎてしまいますものね。みなさん、お気に入りの茄子レシピはありますか?…と、話が脱線してしまいましたが、帯ひとつで会話が広がるのも、旬モチーフの魅力かもしれません。遊び心のある着こなしができると、着物の楽しみも増しますね。きもの英(はなぶさ)の着物は、すべて洗濯機で洗えてお手入れの気遣いがいらないので、気負わない普段着にもぴったり。特にお出かけ予定はなくても練習がてらできるだけ着物を着たい着付け初心者さん、また着物で出席するイベントの機会が減るなどで着物ばなれが寂しい方も、ステイホームの一日を着物で過ごしてみるのはいかがでしょう。