夜明け前の空のような小紋
9月も終盤を迎え、本格的な秋の到来を感じる涼しい日には、着物もこっくりとした深みのある色を着たくなります。この深い青をベースにしたもやぼかしの単衣小紋は、そんな気持ちに寄り添ってくれる色合い。まるで夜が明ける前のわずかな時間の神々しいまでに美しい空を思わせる、ドラマティックな表情が印象的です。豊かな味わいと余韻のある一枚ですが、シンプルゆえに帯次第でフォーマルにもカジュアルにも装えるのも魅力。ここでは紬地にスワトウ刺繍のようなレースを刺繍した名古屋帯を合わせ、ちょっとモダンなイメージでコーディネイトしてみました。洗練された雰囲気ながらも、端正で控えめ、スーツや洋装のなかにいても浮かない着物姿といえます。こんなふうに場所を選ばずに活用できる着物のご提案は、きもの英(はなぶさ)の得意とするところ。洗える着物だからこそ、着まわしていただきやすい色柄をたくさん揃えております。お出かけのシーンやお手持ちの帯に合わせた着物選びもサポートさせていただきますので、お気軽にご相談ください。