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着物屋女将のコーディネイト

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春だけの贅沢 木蓮の訪問着

季節を楽しむ。
それも着物の楽しみのひとつです。

こちらは木蓮の訪問着。
段々と暖かい日が多くなる。そんな優しい季節に木蓮のほんのりピンクがかった白い花はぴったりですね。

私は2月とか3月にお呼ばれが多いのです。なのでその時に着られる訪問着を作りました。
今回は私は何も口を出さず、番頭のセンスで私に似合うものを作ってもらいました。
意外なことかもしれませんが、私は自分で着るものは自分では選びません。
昔からいつもの大番頭が見立てくれたもののみ着ています。

私が着物を着る時の立場や環境を考えると自分の好きより、客観的にどう見えるかを重視した方が良いことが多くて。
なんてそんな難しいことじゃないな。
お客様を拝見していても、ご自身の着物選びは散々迷われても、お友達の着物選びはすぐアドバイス出来る。
多いですよ、そういうお客様。
皆様もそんな経験ありませんか?

大番頭さん、年をとってきてしまって、すぐ辞めるっていうからね、作戦を思いついたの。
「私がパーティーに着ていける春の着物を作ってください。」って。
これで半年くらいはかかるからね。
次は秋の着物を頼むつもりです。
夏の着物、冬の着物、春単衣、秋単衣。まだまだ3年くらいは引き留められそうです(笑)

こちらの訪問着、洗える着物とはいえ全て手描きです。