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着物屋女将のコーディネイト

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流水柄の小紋に菖蒲の染帯

もう5月に単衣は当たり前ですね。
流水柄の小紋に菖蒲の染帯です。

ここ数年、特にご相談が多いのが「この着物にこの帯を締めても良いですか?帯締めは?帯揚げは?」
皆様、方程式をお求めになるのですが困る時があります。
例えばね、付下げに織名古屋帯。
軽いお集まりや観劇とかならOKだと思います。
でも相手のある儀式なら袋帯でなきゃいけないこともあるし。
厳しい先生とかだとまだ二重太鼓の袋帯以外ダメっていう人もいるし。
着物に限らず装いって、単なる着るものじゃなく時や立場や場所の総合です。

私が良くいう「肌感覚」
今日は気軽なお相手だからちょっと崩そうとか、目上の方だからちょっときちんとしようとか。
着物と帯の組み合わせだけでなく、小物使いとかヘアスタイルとか皆引っくるめて装い。

この着物にこの帯は締めていいですか?ダメですか
そういう⚪︎×問題じゃないんだけどな。

5月の単衣着物、もう充分市民権を得ていると思います。
でもまだ一部に絶対ダメとおっしゃっている方も居られます。
どちらも間違いじゃない。
そういうことも肌感覚のひとつ。

この着物にこの帯、良いですか?悪いですか?
日々聞かれることが多く、言葉だけが一人歩きせぬかと悶々です😰