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着物屋女将のスタイルUPレッスン!

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  3. vol1 「マイ寸法のススメ~最初の一枚こそマイ寸法で作りましょう~」

マイ寸法のススメ
~最初の一枚こそマイ寸法で作りましょう~

マイ寸法のススメ
~最初の一枚こそマイ寸法で作りましょう~
これから着物を着てみようと思っていらっしゃる、いわば「着物ビギナー」のお客様を接客するときに思うことがあります。
大概の方が祖母様や母様から譲られたものをお持ちだったり、SMLなどの既製品を買われていたりされています。
最初からお金をかけたくない。そのお気持ちはよくわかります。
ですがそれらを生かそうとするあまり、その寸法に合わせてものを作らなければならなくなると今後のきものスタイルに大きな影響が出てくるのです。
 
例えば祖母様や母様の着物は大概裄が短いです。
同じくらいの体形だったとしても、着物が普段着だった昔は作業がしやすいように裄は短く仕立てました。
今は外出着としてお召しなので手の甲近く、エレガントな着方をします。
その裄の短い着物を基準に長襦袢を作る、コートを作るという風に進んで行かれますとずっと短い裄のままの着物ライフになってしまいます。
またSML既製の長襦袢をお求めになって来られる方も多いです。
長襦袢くらい安く済ませたい。
お気持ちはよくよく理解出来ます。
ですが長襦袢こそ一枚で色々な着物に合わせますよね。
いわば寸法のハブになる部分です。
それこそ一番お金をかけても良い部分だと思います。
お誂えの店で既製サイズの長襦袢に合わせて着物を作るのは本末転倒な気がします
ちょっぴり恥ずかしいのですが、一番小柄なスタッフの着物を着てみました。
裄が短いため手がにょっきり出てしまう。
身丈が足りないのでおはしょりが短くなってしまう。
身幅が狭いので太って見える。
褄下が短いのでバランスが悪い。
相対的に小さいので着付けるのが大変です。
私でさえも綺麗に着こなすのはかなり難しい(>_<)
私は声を大にして言いたい!
「着物ビギナーこそお誂えでマイ寸法に作りましょう!」
練習用の着物に既製の安物を買う。これほどもったいない物はないと思っています。
いずれ着られなくなるものよりも、着付けが出来るようになった後でも楽しめるような着物を作る。
その方が無駄がありませんもの。
マイ寸法の着物はほんとに着やすいものです。
着付けも上手に着られます。
先ずはマイ寸法で練習して上手に着られるようになれば、多少寸法の違う着物も着られるようになります。
着付けのコツがわかれば、お下がりでもアンティークでも既製品でも着られるようになります。
そうなれば「短い裄の着物がこれだけあるから短い裄専用の襦袢を一枚作っておこう」「コートは一番長い裄のものに合わせて作っておけば一枚ですむ」など計画的にワードローブを増やして行くことが出来ます。
結局は一番の節約にもなると思うのですがいかがでしょうか?

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