歌舞伎配色のよろけ縞小紋

今回は縞の着物のコーディネイト。お友達とのお出かけなど、カジュアルな街着として大活躍するのが縞の着物です。きもの英（はなぶさ）では、そんな縞柄の洗える着物も、バリエーション豊かに揃えています。

たとえばこんなよろけ縞なら、堅くなりすぎず、ちょっと艶っぽささえ漂うのが素敵。配色も歌舞伎を思わせる風情で、少し昭和な雰囲気がありますね。女将のコーディネイトでは、帯でやわらかさをプラスして女性らしい華やぎを意識しました。季節を先取りした桜柄の帯に、帯締めもシンプルで存在感のある冠（ゆるぎ）組を選んで、ワントーンコーデでまとめています。一見シックでありながら、ぎっしり詰まった小桜柄が、後ろ姿に可憐な表情を添えてくれます。このバランスがまた、春の神楽坂の街にも、快くなじみます。

ところで縞の着物は、男性にも好評です。ポリエステルながら高級感があり仕立ても申し分ない洗える着物の専門店との評価から、今ではたくさんの落語家さんからもご贔屓いただいているきもの英ですが、粋な味わいのある縞柄は、高座にプライベートにと愛用くださることが多いようです。