はんなりしたピンクぼかし小紋

のどかな春の１日には、こんなぬくもりのある手ぼかしの小紋が似合う気がします。やわらかなピンクのグラデーションは、たゆたう春霞みたい。遠目には色無地にも見え、格式のあるお席にも着られます。このようにほんのり淡く絶妙な配色の引き染めの着物は、きもの英（はなぶさ）の得意のひとつです。シンプルゆえに、仕立ての丁寧さ、とてもポリエステルと思えない生地の高級感もいっそう際立ちます。

今回は、この季節ならではの川島織物製の桜尽くしの名古屋帯で春らんまんのイメージにコーディネイトしました。ちょっとおすまししたい春のお出かけに、申し分ない装いです。こうして合わせると、春霞を背景に咲き誇る桜の風景を身にまとうかのようです。深い奥行きと広がりを伝える、大人の女性にこそふさわしい着こなしといえるかもしれません。

神楽坂の洗えるきもの専門店、きもの英では、こんなふうにさりげなくおしゃれ感を印象づけるコーディネイトを提案いたします。洗える着物だから少しでも汚れが気になればお洗濯でき、しかも乾きが早いので、何かと出番の多いシーズンには大活躍間違いありません。