間道柄の普段着カジュアル
深まりゆく秋にふさわしい濃色で構成した、太い間道柄の袷小紋。こなれた雰囲気で着こなせるカジュアル着です。格別の華やぎはなくとも、さりげなく粋な縞模様は、江戸風の着こなしをお好みの方にご愛用者が多い印象です。普段からいかにも着慣れた風情で着物を楽しめると素敵ですが、なかでも気取りのない縞はそんな着こなしの代表といえるかもしれません。特にこのように太い間道はざっくりとしてカジュアル度も高く、おおらかな感じがしますね。神楽坂を拠点に洗える着物専門店として半世紀以上の歴史を重ねてきたきもの英(はなぶさ)にとって、江戸小紋はいわばルーツ。縞柄のバリエーションも豊富です。合わせる帯によって、多彩な印象が楽しめます。今回は、この季節にぴったりの栗柄を手描きであしらった塩瀬の名古屋帯を選びました。色や意匠の組み合わせで、この季節ならではの趣と味わいを表現するのも、着物の楽しみのひとつです。きもの英では、「手持ちの季節の帯を活かせる着物はないかしら?」「こんな時期には何をどんなふうに合わせるといいの?」などなど、コーディネイトのご相談にもお応えしますので、お気軽にお声がけください。フルに活躍してくれる一枚をワードローブに加えるお手伝いをさせていただきます。