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ご贔屓さんのクローゼット

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  3. NO.99「厳しい試練さえ糧にできたご縁に感謝して。」北田聖子さん

closet : 99
厳しい試練さえ糧にできたご縁に感謝して。

女性にやさしい補整下着で知られる「セモア 」特約店として、全国で指折の成績を連続達成中の聖子さん。一方では「ぶぶづけ家高菜」の高座名でアマチュア落語家としてもご活躍。さらに自らの病の体験を乗り越えてチャリティ活動にも参画と、いつも明るくパワフル、スーパーウーマン級の行動力の持ち主です

女性を元気にする仕事

生まれ育ちは熊本ですが大学で福岡に拠点を移し、そのまま就職、結婚しました。それで夫の勤務先である宮崎県延岡に住むことに。知らない土地での生活でしたが、ふたりの子どもに恵まれてからも活発に動き、交友関係を広げました。そんななか、友人の紹介で試してみて惚れ込んだのがセモアの下着でした。こんなにストレスなく身につけられるのは初めてだったことに感動して、まわりの友人にすすめていたらどんどん愛用者が増えちゃって。「そんなに好きなら仕事にすれば」とアドバイスを受けて、軽い気持ちで始めたのが特約店の仕事です。しかし、知るほどに女性を美しく幸せに元気にしたいという考え方や、誰にも無理を強いることのないシステムに共感するとともに、素晴らしい先輩のご教示に助けられ、働く誇りが大きくなっていきました。

活動を通じて恩返しをしたい

落語に目覚めたのは、ボランティアでやっていた絵本の読み聞かせ会の時に、我流で取り入れてみたのがきっかけです。意外と受けたことに気をよくして、勉強を続けるうちに地元で活動する延岡落語一八会に入れていただき、高座名までいただいて。そんなふうに日々、元気に過ごしていた矢先、乳がんが発覚。初めて命の危機に直面して心に浮かんだのは、周囲の人々、特に家族への感謝でした。私は生きたいように生かしてもらえてきた幸せを実感したのです。青天の霹靂のように、がんといういわば負の財産を背負うことになりましたが、決して自分の人生のマイナスにはなりませんでした。長く辛い治療を乗り越えたことで、見えるようになった人の気持ちもあり、今はがん患者とそのご家族を勇気づけるイベント「リレーフォーライフ」の運営のサポートもしています。あらためて「生かされている自分」を知り、これまでにない勉強ができました。この経験をこれからも人のために活かすことで、少しでもご恩返しができればと思っています。

私のお気に入り

フォーマルなシーンにも堂々と

お客さまに支えられ、セモアの営業成績は全国でも上位で、表彰式に登壇させていただくこともあります。全国から女性が集まるそんな場では、やはりおしゃれに着こなせる英の洗える着物が重宝しますね。シンプルながらも味わいのあるこの単衣は、一昨年セモアで売り上げ全国2位を獲得した時の表彰式に着ました。こちらの羽織は光の当たり方によってもさまざまな表情が楽しめ、羽織るだけで心がはずみます。

落語会から結婚式まで重宝

落ち着いた蛍ぼかし柄と淡い紫の美しさに惹かれて、高座に着ようと仕立ててもらいました。私は高座では羽織は着ないので、派手な主張はないけれど好印象のこんな色柄が、とても重宝します。小紋ながらも品があるので、格の高い帯と合わせればちょっとしたフォーマルにも通用します。落語のメンバーの結婚式には、この着物を選びました。

顔色が明るく見えるキレイ色

他のものを買いにいったはずだったのに、見せていただいたとたん即決した小紋です。生地を当てるとぱっと顔が明るく見え、地紋のようにも見える柄も品がよくてひとめ惚れでした。きもの英の魅力は洗えるだけではなく、なんともいえず美しい色とデザイン、そして丁寧な縫製。装う楽しさで女性を元気にするのを後押ししてくれるという意味では、セモアとも共通するものがあって、お店に来るたび、そして着るたびに学ぶことが多いです。ちょっと肌寒い日にはセモアで扱っているギャザーストールとラムグローブと合わせて。洋のアイテムにも素敵になじむんですよね。

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