お茶や着付け、踊りなどお稽古やお出掛けに、東京神楽坂の最高級洗える着物専門店 | きもの英(きものはなぶさ)

ご贔屓さんのクローゼット

  1. HOME
  2. ご贔屓さんのクローゼット
  3. NO.96「いつも笑顔で和やかに、日々の幸せを重ねたい。」猪狩真紀子さん

closet : 96
いつも笑顔で和やかに、日々の幸せを重ねたい。

美しい笑顔に親しみやすいキャラクターが魅力の真紀子さん。企業でインテリアコーディネーターとして勤務後、ご主人の会社を手伝いながらさまざまなことに挑戦をされてきました。興味を持った伝統色彩士の勉強のために大阪から東京まで通われるなど、軽やかなフットワークの持ち主でもあります。

がむしゃらに働き、体験を積んで

大学卒業後、勤務した建築会社はとても忙しく、毎日、帰宅は日付が変わる頃。社内結婚した主人も同様で、お互いウイークデーは仕事中心、休日はふたりでたまった家事を片付けるという生活。でも夫婦して仕事が好きで楽しくて、苦に思ったこともありませんでした。やがて主人が勤めを辞めて家業に入ることになり、私も一緒に手伝うことに。途端に勤務時間も9時5時が基本になり、それが普通なのでしょうけど時間を持て余してしまって(笑)。自由になった時間で、これまでやりたくてできなかったことをやろうと、憧れていたスタバのスタッフとして朝6時から12時まで働き、その後主人の会社で普通に勤務というダブルワーク生活を3年半続けました。日々新鮮で、生活の楽しみ方を知りました。カフェやコーヒーの知識も得られたので、また新しいことを学びたいと思って始めたのが茶道です。インテリアコーディネーターをしていた時に茶室に興味を持ったことに加え、以前に友人から着付けを習っていたので、着物を着る機会を増やしたいという思いもありました。

広がって行く和の楽しみ

茶道は思った以上に難しくてお稽古についていくのが大変でしたが、優しい先生や先輩に恵まれて楽しく続けられています。着物も着るほどに大好きになり、ご縁が広がるきっかけにもなりました。憧れが高じて東京の吉田雪乃先生※のもとで伝統色彩士の勉強ができたのも、とてもよい体験になりました。日本の色について得た知識は茶道の社中の人々や着付け師の友人たちとのコミュニケーションにも役立っています。伝統色彩士を名乗ってお仕事にするにはまだまだ知識も経験も足りませんが、イベントでのチャリティなど、求められる場があればできる限りお応えして、着物や日本の色の楽しさを伝えることができれば嬉しいですね。私自身は大それた将来の目標があるわけではありませんが、人と人との関係を大切に、日々を笑顔で過ごしていければと思っています。

※本コーナーNO.58にご登場

私のお気に入り

自分では選ばない色を着こなす楽しみも

きもの英のことは、木村孝先生がご講演で「最近では洗える着物でも素敵なものがある」と語られるのを聞き、興味を持ちました。折よく地元の大阪で展示会があるのを知って訪ね、お茶会用にと始めてつくったのが袷のぼかしです。これがとても優雅で気に入ったので、単衣と絽でもつくりました。特に絽のぼかしはあまりないらしいので、嬉しいです。きもの英でご相談すると自分では選ばない色合いを選んでもらえるのが新鮮です。着こなせるのかしらという不安もあるのですが、実際に着てみると思った以上に映えて感動します。

憧れの吉田雪乃先生お見立ての色無地

実は私、このご贔屓さんのコーナーを読むのが好きで、吉田雪乃先生のこともここで知ったのです。和の伝統色にとても心惹かれて、東京の雪乃先生のサロンにて診断をして頂きました。たちまち先生の美しさとお人柄、和の色へのお考えに魅了されました。その時に、きもの英でお見立て会をされるというお話を聞いて。持って行った帯に合わせて選んでいただいた色無地のひとつがこれです。もともと大好きな色だったので、感激もひとしおでした。そこからもっと学びたい!と東京通いが始まったわけです(笑)。

不安なくおしゃれにも着られるようになりました

正絹の着物しか持っていなかった頃、家族の食事会に着て行ったら知らない間にいっぱいシミをつけていたことが発覚して以来、着物を着ることがトラウマになっていたんです。その後、きもの英を知ったのはお茶も着付けもまだ初心者の頃で、本当によいタイミングで出会えました。洗える安心感のおかげで、お茶会のお手伝いはもちろん、ちょっとしたお出かけや町歩きにも臆さずに着物でお出かけできるようになりました。お茶では着られないちょっと大胆な柄の小紋や羽織の楽しみもあって、深まる着物のよろこびにウキウキしています。

関連記事