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ご贔屓さんのクローゼット

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  3. NO.100「人や地域が抱える問題を希望に変えるサポートを。」三好洋子さん

closet : 100
人や地域が抱える問題を希望に変えるサポートを。

愛らしいお着物姿がトレードマークの洋子さん。ベネッセコーポレーションで『たまごクラブ、ひよこクラブ』など人気雑誌の立ち上げのほか多彩な経験を積まれたのち独立。以来、出版・人・商品のプロデュース、新規事業の立ち上げ、地域再生などを手がけられてきました。豊富なアイデアで新しい価値を創造し、持ち前の求心力で人と人をつなぐべく、全国を飛び回る日々です。

仕事との向き合い方を変えた40代

仕事は大好きでしたが、連日のハードワークに身体の不調が出てきて、仕切り直して働き方を変えようと退職したのが40歳を超えた時。それまでに築いてきた人間関係から新たなご縁を頂戴しながら、まだ世の中に出ていないけれど私自身も共感できる考え方やメッセージを持っている人を、世に出すお手伝いをしてきました。まずこういうことがしたいという相談を受けて、その目的のために何が必要かを考え、実践できるチームをつくって取り組んでいきます。初めて体験することも多々ありましたが、さまざまな分野の専門の方の力を借りながら、形にしていく仕事は楽しいものでした。ただ、働き方は意に反していっそうハードになったかもしれません(笑)。そのうち徐々に歳を重ねることにリスクを感じ始めました。身体、仕事のパフォーマンス、お金、親の介護…初めて直面することに戸惑い、落ち込みもしました。そんな時、諸先輩方や、その道のプロの方からいただいたアドバイスや情報がとても役に立ちました。

プロや経験者の力を、生きる希望に

そこで、後に続く人たちにも考えるチャンスや情報を提供したいと思って始めたのが「オトハル」というプロジェクトです。40~50代に訪れる変化の時期を「オトナ思春期」と名づけ、本当に信頼でき寄り添ってもらえるプロの人たちをネットワークしていく活動を、4年前から始めました。今後も少しずつスタイルを変えながら、継続していく計画です。また近年は地方再生の仕事も増えました。私の仕事はすべて、過去の経験だけで乗り切るには不安の多いさまざまな局面で、希望をもって次に進めるようサポートを受けられる人間関係を構築していくプロジェクトといえます。私自身、一緒に楽しみながら、人や地域を元気にすることに幸せを感じています。目の前にあることをひとつひとつ大事に育てていくことが、望む未来につながっていくのではと思っています。

私のお気に入り

洋服では着ない派手な色も着物ならアリ

着物に興味を持ってから気がついたのが、派手な色柄も抵抗なく着られるということ。歌舞伎のオレンジと紫の組み合わせに憧れているところに、この縞を見つけて、とても嬉しかったのを覚えています。洋服だと地味系の色柄ばかりを選んでいた私にとってこの着物は新鮮で、和装を楽しむ気持ちがいっそう高まりました。数えきれないくらい着て、洗濯していますが、くたくたになってさらに身体になじんでくれるのもいい感じです。

お呼ばれに重宝する褒められ着物

春になったら着たくなる、やさしい色柄です。お茶会など、ちょっとおすまししたいお出かけに活躍してくれます。不思議なもので、洋服だと褒められることなんかほぼ皆無なのに(笑)、着物は着るだけで褒めてもらえますよね。なかでもこれを着ると褒められ度がさらにアップする、幸せの装いです。

困ったときの1枚はこれ

私にとって、どこへでも着ていける鉄板の一枚。黒地なので派手になりすぎず、引き締まった印象もあるし、でも花柄がとってもキュートで、「大人可愛さ」が演出できます。他の人とかぶらない珍しい柄も気に入っています。意外とコーディネートもしやすく、帯次第でイメージが変わるところも重宝の理由。大事な打ち合わせから、ちょっとした集いにまで、悩んだらこれ!と決めているありがたい一枚です。

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